客観的に自分を見ろといった言葉に救われた3日間だった。
前回挫折を味わったと言ったが、その続き。
翻訳の仕事がメインだと宣告され決意を新たにするほかなかった出社2日目、
がんばろうと思って出社したものの、
不慣れな仕事のハードルは思った以上に高く、
思わず自分の力不足をのろった。
まだ、英語から日本語は経験があったからよかったのかもしれないが、
その逆はいまだ未知数。
自分自身は翻訳をしようと思ってきたのではない。
しかしながら、上司は前の担当者は優秀だった、
とか、もっとスピードを挙げろとかプレッシャーを
ガンガンかけてきた。
もう一度言うが、翻訳しようと思ってきたのではない。
だが、前任者と比較されて劣るのは正直くやしい。
また、このままの自分の英語力では解雇されるんじゃないかな、っていう不安もあった。
この2か月で認めさせたい。たかが、翻訳だろうが、
与えられた仕事なのだ。最後まで全うして帰りたい。
失意と決意を胸にいだき帰宅する。
だが、その後、体調を悪くしてしまい入院となった。
体調が悪い時は何もかもうまくいかないように感じてしまうものだ。
すべてが悪い方向に働くように思えた。
仕事のことも、プライベートも。
意気揚揚とインドに乗り込んだのにも関わらず、
何だこのざまは。と。
しかし、強制的に考える時間をもらえた入院の期間は
逆にいいインターバルだったのだと思う。
出来ることはとにかく自分考えること。手紙を読むこと。
ヒンディー語を練習することくらいだった。
結構入院1日目はへこんでいて先が真っ暗になっていた。
日本に帰る日を数えたりもした。
そんな時に、読んだ手紙に「自分を客観的に見たら何かが変わる」
というコメントが書いてあったのを見たとき、
不思議と笑いがこみあげてきた。
たしかに、悪い状況ではあるんだけど、
それでも何とか出来ない状況ではない。
変えるのは難しいけど、逆境は自分の人生でも
十分体験してきたじゃないか。
客観的に自分を分析してみようと思い立った。
考えてみると、意外と解決策は出てくるもので、
また、自分の目標もインドで異文化を体験する中で
壁を破ることだと思いだした。
それから早く入院して自分の力を試したいと思うようになった。
入院先ではいろいろ面白いメンツにも会った。
無愛想なインド人看護婦。真摯なオーストリア人観光客。
彼らの話もまた、次回に載せたい。
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